たまには夫のことを褒めてみようと思う。
全体公開の日記に書き連ねてる夫像のせいで、
我が愛するダーリンに偏見を持たれても困る。
何が困るって、ある日うっかり夫がこの日記を読んで、
「てめえこのやろ!」となったら困る。ぷぷっ。
或いは、そういう日が来なかったとしても、
やはり悪口ばっかり書いて、ひでー伴侶として
もぐらのマイミクさんたちに認定されても気の毒だ。
というのも、ひでー伴侶ぶりでは、もぐらも引けを取らないからである。
いや、もぐらこそ、夫なんか目じゃないくらい、ひでー伴侶だろう。
何故なら、夫が汗水流して会社で働いているこの時間、
mixiで夫の悪口を書いているから。
逆だったら回し蹴り食らわして、謝罪の言葉が聞けるまで、
今月の給料振り込まないだろうな。
そう、夫は働きマンである。それだけでありがたい。
寒い日も暑い日も満員電車に揺られて、バスにも乗って、
えっちらおっちら会社へ行き、朝から晩まで働き、
給料はお小遣いを引いた金額をそっくりそのまま口座へ入れてくれる。
いつどこで何を買ったか、ちまちま聞いてくることもしない。
(聞かれたら聞き返すのが もぐらなので、レシートを見せろと言われたら、
貴様の小遣いの使い道もレシートと照合するから持って来いと答える)
もぐらが夫のどこを尊敬しているかというと、
己の仕事を好いているところだ。
中学の頃から、粗大ゴミ置き場へ行ってはガラクタを拾ってきて、
好き勝手に修理しては、直った機械を周りに売っていた。
稼いだお金で新しい部品を購入し、またガラクタへ行っては、
使えそうなものを拾ってくるのが好きだった。
高校卒業後は専門学校へ行くつもりだったが、
学校の先生から、
「他人が作ったものを直してばっかりより、
自分で1から何か作れた方が面白いと思うから、
専門じゃなくて大学へ行けば?
大学の、院まで行けば、研究が出来て、
専門知識を更に深めることが出来るよ。
そこから、学んだことを活かして、何か作ってる会社へ行けば、
ずっとずっと、何かを1から作って、修理してって、
一生できて、楽しいんじゃない?」と言われた。
それまで、専門的なことを学ぶなら専門学校と思っていた夫は、
その一言で、じゃあ大学も考えてみると良い、色々と調べた結果、
「この教授がいるから、この大学に行く」と進学を決めた。
もぐらは、上記のような理由で大学へ行く人間が、大好きだ。
学歴が欲しいとか、みんなが行くから自分も行くとか、
何かよく分からないけど会社勤めに有利だからって親が言ったから、
という理由で大学へ行く人間は、まあ好きにすればいいけど、
私の夫がそんな男だったら、かなりガッカリだ。軽蔑するかも知れない。
本当に優秀な人間は、大学名ではなく、教授に惹かれて進学する。
特に理系はそういうものだと、もぐらは思っている。
というのも、理系男子は、大学受験時に初めて理系男子になるのではなく、
物心ついた頃から既に理系男子だからだ。
何かを作ったり壊したり、集めたり育てたり、走らせたり追いかけたり、
そういうのが大好きで、それ等にかんする情報を集め、本を集める。
自然と、好きな本が出来たり、共感する著書に出会い、
「誰が書いたんだろう」「どこにいる人だろう」と関心を持ち、
その場所を目指すようになる。
理系人間のくせに、そういうのが全くなく、ただ大学名だけで受験受験する人間は、
実のところ、もぐらのはその思考回路が、よく分からない。
(特殊な研究になるので専門の設備がそろっている名の知れた大学を目指すのなら理解できる)
というわけで、もぐらは義母から上記の夫の話を聞いたとき、
既に結婚していたが、改めて「この人と結婚して良かった」と思い、
誇らしい気持ちになった。
さすがは もぐらの夫である。そんな夫に惚れられて光栄である。
夫は今日も、疲れてはいけるけど、頑張って仕事に行っている。
眠いけど辛くはないらしい。よかったよかった。
もぐらはだらしのない女なので、土日は昼過ぎまでぐーぐーと寝てたいが、
平日は早く起きてご飯を炊いて味噌汁と総菜を作り、夫にたらふく食べさせる。
朝はご飯じゃないと力が出ないと思うから。パンは休日の朝で良い。
頑張れ、夫。
それゆけ、夫。
何があっても、もぐらは夫の人柄を信じている。
(たまにソバット食らわせたくなるが)
たまにママに甘やかされて育った部分がぴょっこりでてムカつくが、
話の分からない愚か者ではないので、まあいいやと思っている。
そんな感じで、もぐらは今日も、夫が働いてる最中に、
子どもを保育園に預け、のんびりミクシィを書いてますw
P.S これから確定申告を出して編集者に贈り物して、
短編のプロットをしあげますよ。ちゃんと働きます。
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